2025年4月から本格的に導入されたトランプ関税により株価が大きく下落しました。
↓日経平均の推移(日足)

↓S&P500の推移(日足)

こういった株価下落局面では、以下の記事のような対応を取ることを心掛けていますが、今回のような大きな急な変化が起きたときはなかなか想定通りの対応ができないものです。そこで今回のトランプショックでの株価下落時に僕自身がどういった対応が出来たのか、また気付き等を振り返っていきたいと思います。
- 株式市場が下落して不安になっている人
- 株式市場の下落に備えたい人
僕の投資の経験は、十数年ほどです。
基本的には現在高配当株、インデックスに投資をしており、何度か下落相場を経験した立場から述べたいと思います。
今回取れた行動

上記記事で書いてあることをまとめると以下の通りです。
- 更なる下落、下落の底打ち両方を想定する
- 高配当株の配当が心強い
- ボラティリティは手数料
- 現金を持っていると強い
- 投資を辞めないことが重要
今回の株価暴落時には、更なる下落、下落の底打ち両方を想定して、しっかりまずは株を購入しました。
今回の暴落時に購入した銘柄は以下の通りです。
- NTT
- 宮地エンジニアリンググループ
- 四国電力
- 高島屋
- オリックス
- ジャパン・ホテル・リート投資
- 米国株(VYM、VDE、PG)
メガバンクのみずほフィナンシャルグループの購入も検討していましたが、狙っていた価格まで落ちなくて購入できませんでした。
こういった局面ではどうしても「まだ下がりそうだな」といった考えが浮かんできて、なかなか買えません。株価が高くなっているときは、下落局面を待っていたりするのですが、いざその場面に出くわすとなかなか買えないものです。
そのため、まずは少しでも行動することを僕自身は心がけています。
気付いたこと

今回の株価下落で行動した際に改めて気づいたことを述べたいと思います。
分散しながら買うこと
下落時に「チャンス」と思って、持ってる現金を全て投入することは難しいと感じました。
強い心を持っている人は、かなり攻めることはできると思いますが、僕は難しかったです。やはり少しずつ購入することが自分自身のメンタルも安定して冷静に対応することが出来ました。
昨年の8月の大暴落の際は、結構一気に購入した方が良かったのですが、その時も僕は少ししか行動できませんでした。
少し後悔もあるのですが、いざやろうとするときは無理です。
逆にリスクの高さからなかなか行動できなくなってしまうとも思いました。
ですので、こういった時はまずは行動しながら少しずつ分散して購入するべきと思います。これが心理的なハードルを下げ行動しやすくなるものにも寄与します。
実際には暴落が始まって、何日かに分けて購入をしました。
以下が日本株の投資タイミングです。

以下は米国株の投資タイミングです。

底値で全て購入するのがベストですが、相当困難であると思いますので、結果としては良かったと思います。
株価はまだ落ち着かないですが、今後も下落した際はちょくちょく拾っていきたいと思います。
日ごろから購入候補銘柄のピックアップ&株価チェックが重要
株価が下落した際、どの銘柄を買うのか?これは日ごろから考えておかなければなりません。
そのためには平時にいかに購入候補銘柄をピックアップしておくか、またその株価推移を頻度高く確認しておく必要があると思いました。
ピックアップしているだけでは、購入する価格の感覚がつかみにくいと思います。
日ごろから価格推移を見ていると、この辺は安値だなといった感触がつかめるようになると思います。
購入価格もある程度決めるのが大事ですが、こういった暴落時には想定以上の下落になるので、いざ購入をしようと思った時迷います。
ですので、日ごろからピックアップ銘柄の株価推移をチェックして感覚を養っておく必要があるということを認識しました。
改めて現金が重要
今回みずほフィナンシャルグループを購入したかったのですが、買えなかった一つに現金の割合を少し気にしてしまったことです。
やはり現金には常に余裕を持っておいて、こういう場面で使用したいですね。
また、銀行だけでなく、証券口座にも保有しておいた方が良いと思いました。
いざ購入するときに入金作業をすることが煩わしく、思い切った行動の妨げになると思ったからです。
まとめ
今回はトランプショックの株価下落時に自分自身が取れた行動、気づきをまとめてみました。
まずは行動してみることが良いと思います。それも慎重に。
そして行動できるように平時からの準備が肝要であると思います。
まだまだ予断を許さない状況ではありますが、引き続き、投資に向き合っていきたいと思います。