今回は2024年2月5日に発表がありました、アステラス製薬の2024年3月期の第三四半期決算内容について整理していきたいと思います。
先日以下の記事でアステラス製薬の銘柄分析、決算分析をしました。
僕自身も当銘柄に結構投資をしているため、すごく気になっている銘柄です。
高配当株としても人気が高い銘柄であり、直近株価も下落しているため、気になっている人も多いと思います。
今回の決算内容で、前回からの変化点やそれを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- アステラス製薬の投資を検証している人
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第三四半期決算内容
アステラス製薬は4-3月締めですので、今回の決算は2024年3月期の第三四半期(4-12月)決算となります。
その内容は売上高が1兆1,891億円(前期は1兆1,644億円、+2.1%)、純利益は503億円(前期は1,448億円、-65.3%)の結果でした。
売上高は前期を上回りまずまずでしたが、先回の決算(2024年3月期第二四半期)で修正した通期予想に対しては下回った推移の結果でした。純利益は数字としては先回の決算(2024年3月期第二四半期)同様、かなり悪い値です。
先回の決算からIveric Bio社買収の影響を反映した業績とし、その影響等で今回も純利益が大きく下がっています。
通期業績予想の修正内容
続いて通期業績予想の修正についてです。
先回の決算(2024年3月期第二四半期)で修正しましたが、今回も修正です。
通期では売上高は1兆5,620億円(11月時点の予想:1兆6,080億円[-460億円、-2.9%])と予想を下方修正、純利益は580億円(11月時点の予想:850億円[-270億円、-31.8%])と予想を下方修正しております。
今回の修正の大きな要因は、VEOZAHという薬の実需が想定を下回ったため、売上高、利益ともに通期予想を下方修正しました。
配当金等
気になる配当金についてです。
純利益が減ってしまいましたが、中間35円/株、期末35円/株で、年間配当70円/株と変更はありませんでした。
創設されてから減配は実施していないので、そう簡単には減配には至らないと思っております。
しかし、予想EPSは先回決算47.39円でも配当性向が100%を上回って心配していましたが、今回決算では更に下がり32.34円ですので、業績がこのままだと心配なところです。
次の本決算では、どういった対応となるのかかなり注目されると思います。
株価等
決算を受け、株価は2月5日終値1,700円→2月6日始値1,662円で終値1,623円と大きく下落しました。
その後も下落を続け、年初来安値の1,591円も記録しています。
各指標は以下の通りです。
PER(会社予想) | 49.95倍 |
PBR(実績) | 1.93倍 |
1株配当(24/3予想) | 70円 |
予想配当利回り | 4.33% |
配当性向(24/3予想) | 216% |
まとめ
アステラス製薬についての2024年3月期第三四半期決算内容を整理しました。
- 第三四半期の売上高は前年比から上昇したが、買収の影響もあり純利益は前年比から大きく減少
- 通期業績予想は売上高、純利益ともに一部の薬の実需が想定より下回り先回発表から下方修正
- 配当金は変わらず70円/株予定
先回の決算と同じで、今回の決算を受け、株価は大きく下落しました。
主力薬であるイクスタンジの特許切れ後の新薬開発への懸念も影響していると思われます。
先回決算時に述べましたが、個人的にはこの下落は買い増しのチャンスと考えており、先回の決算発表からちょくちょく買い増しをしています。
今回の決算を受け、更に下がってきたので、引き続き、買い増しを検討していきたいと思っています。
今回紹介した、アステラス製薬は日本株投資の初心者にオススメの以下書籍、「死ぬまで持ちたい銘柄17」の1つとしても紹介されています。是非当記事と併せて参考にしていただければと思います。
続編は以下です。
ちなみに僕は、「SBI証券」、「楽天証券」の複数の証券口座を使用して、用途に応じ使い分けています。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。