こんにちは。
HIROです。
今回は、つみたてNISAの運用実績を公開したいと思います。旧制度から実施しており、計2年3カ月(27カ月)の運用実績となります。
2022年から旧つみたてNISAで、
- SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・VTI):2022年4月~
に積立投資を、
2024年新NISAのつみたて投資枠で、
- SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・VTI):2024年1月~
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン):2024年1月~
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:2024年1月~
に積立投資をしております。
従ってそれぞれの商品に
- SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・VTI):2年3カ月運用(計21回積立)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン):6ヶ月運用(計5回積立)※
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:6ヶ月運用(計6回積立)
※現金積立→クレジット積立切替の影響で1回積立実施できず
の積立を実施しています。
2024年からは新NISA制度になり、旧積立NISAでの積立は2023年12月をもって一旦終わりになりましたが、新NISAでも引き続き積立を実施しています。
2022年から積立を始めましたが、その年はアメリカで利上げが始まったり地政学の問題も発生したりして、株価が大きく下がったり、為替が円安に信じられないくらい進む等、金融市場では色々な事が起こって安定しない日々が続きました。始めたのは遅い方で、かつあまり良いタイミングでは無かったと思います。
このようなタイミングでつみたてNISAを開始、継続した場合、どのような実績になっているか気になる方もいると思います。
そこで、僕自身のつみたてNISAが、今どんな成績になっているかを整理しようと考え、実績を公開・レポートしたいと思います。
- つみたて(積立)NISAを始めようか悩んでいる人
- SBI・V・全米株式インデックスファンドへの投資に興味がある人
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)への投資に興味がある人
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックスへの投資に興味がある人
実際に、2022年4月から運用を開始した僕が、その運用実績を公開し、現状の心境・考え等を共有しますので、最後までご覧に頂き、参考にして頂くと幸いです。
以前の公開記事は以下まとめリンクからご確認いただけます。
積立条件
まず、積立条件についてです。
購入している商品は、
- SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・VTI)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
です。
旧制度で最初に購入し、主となっている商品は、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全米株式)です。
つみたてNISAで選定する商品は多くあるので、色々と迷いましたが、将来のアメリカへの可能性、投資コスト、および証券会社で付与されるポイント等を考慮しての商品選択をしました。
一方、他にも迷ったのが全世界や新興国といったこともあるので、迷った時はそれも買ってしまおうということで、少し積立をしています。
それでは、つみたての各詳細条件についてです。
旧つみたてNISA(~2023年12月)
旧つみたてNISAで投資している商品は、SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(愛称:SBI・V・全米株式)です。
積立投資の詳細条件は、以下の通りとなっています。
- 投資開始月:2022年4月
- 毎月の投資金額:33,333円(2022年4月~2023年12月)
- 申込設定日:毎月1日
- 投資口座:旧つみたてNISA(年間40万円投資可能で利益は非課税[20年間有効])
- 使用証券会社:SBI証券
- 運用期間:27ヶ月(2024年6月末時点)[積立回数:21回]
NISAつみたて投資枠(2024年1月~)
3つの商品に計7万円を毎月投資しており、それぞれの条件は以下の通りです。
①SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・VTI)
- 投資開始月:2024年1月
- 毎月の投資金額:40,000円
- 申込設定日:毎月1日(~2024年6月)、毎月3日(2024年7月~)
- 投資口座:NISAつみたて投資枠
- 使用証券会社:SBI証券
- 運用期間:6ヶ月(2024年6月末時点)[積立回数:6回]
②eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
- 投資開始月:2024年1月
- 毎月の投資金額:20,000円
- 申込設定日:毎月10日(~2024年4月)、毎月3日(2024年5月~)
- 投資口座:NISAつみたて投資枠
- 使用証券会社:SBI証券
- 運用期間:6ヶ月(2024年6月末時点)[積立回数:5回]
2024年3月8日(金)に金融商品取引業等に関する内閣府令が改正されたことにより、クレカ積立の上限額が月5万円から月10万円に引き上げられたため、それに伴いつみたて方法を現金からクレジットに変更した際、タイミングが悪く1ヶ月投資が出来ませんでした。
③eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
- 投資開始月:2024年1月
- 毎月の投資金額:10,000円
- 申込設定日:毎月1日(~2024年6月)、毎月3日(2024年7月~)
- 投資口座:NISAつみたて投資枠
- 使用証券会社:SBI証券
- 運用期間:6ヶ月(2024年6月末時点)[積立回数:6回]
三井住友のクレジットカードで積立投資をするとVポイントが溜まるのでお得です。
クレジットカードでの積立は7万円で毎月0.5%で350pt溜まります。
下のように毎月メールが送られてきますので、地味に嬉しいです。(図は5万円の積立時、今後350pt予定)
こういった事も投資を長期で続けるモチベーションになると思っています。
長期で投資をすることが大事ですからね。
続いて、現時点までの、実際の積立申込履歴は以下の通りとなっています。
積立回数も増えて大分長くなってきました。
2024年6月はクレジットカードの変更に伴い、現金で積立を実施しました。
株価、為替の影響によって、約定数量(口)が変わりますね。
円高、株価下落の時は約定数量が増え、円安、株価上昇の時は約定数量は減っています。
ドルコスト平均法で言われていることが、よく分かります。
積立投資は一度設定してしまえば、ほったらかしですが、こうやって投資履歴を振り返ると、順調に投資が実施されてきているのが見て取れるので嬉しい限りです。
可視化って大事ですね。
つみたてNISA実績公開【2024年6月(運用実績27カ月)】
それでは、2024年6月末時点での2年3カ月の運用実績を公開します。
2024年6月末時点の結果は、
投資累計額[円] | 評価額[円] | 評価損益[円] | 評価損益率[%] | |
全投資商品 | 1,099,993 | 1,539,855 | 439,862 | 39.99 |
SBI・VTI | 939,993 | 1,358,094 | 418,101 | 44.48 |
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 100,000 | 113,865 | 13,865 | 13.86 |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 60,000 | 67,896 | 7,896 | 13.16 |
となっています。
合計評価損益[円]:+439,862(+39.99%)
評価損益については、前回(2024年5月末)の+341,077円から上がりました。
積立を開始してからの、評価額の月別推移は以下の通りです。
基本は月末時点での評価額を示しています。
年月日 | 積立累計額 | 評価額 | 評価損益/率 |
---|---|---|---|
2022年4月28日 | 33,333円 | 31,826円 | -1,146円/-3.4% |
2022年5月31日 | 66,666円 | 64,594円 | -2,072円/-3.1% |
2022年6月30日 | 99,999円 | 95,806円 | -4,193円/-4.2% |
2022年7月4日 (公開#1) | 133,332円 | 128,123円 | -5,290円/-3.9% |
2022年7月29日 | 133,332円 | 136,347円 | +3,015円/+2.3% |
2022年8月31日 (公開#2) | 166,655円 | 172,322円 | +5,657円/+3.4% |
2022年9月30日 | 199,998円 | 195,999円 | -3,999円/-2.0% |
2022年10月31日 (公開#3) | 233,331円 | 249,081円 | +15,750円/+6.8% |
2022年11月30日 | 266,664円 | 270,939円 | +4,275円/+1.6% |
2022年12月30日 (公開#4) | 299,997円 | 282,571円 | -17,426円/-5.8% |
2023年1月31日 | 333,330円 | 326,068円 | -7,262円/-2.2% |
2023年2月28日 | 366,663円 | 373,123円 | +6,460円/+1.8% |
2023年3月31日 (公開#5) | 399,996円 | 401,373円 | +1,377円/+0.3% |
2023年4月28日 | 433,329円 | 443,721円 | +10,392円/+2.4% |
2023年5月31日 (公開#6) | 466,662円 | 505,218円 | +38,556円/+8.3% |
2023年6月30日 | 499,995円 | 586,112円 | +86,117円/+17.2% |
2023年7月31日 (公開#7) | 533,328円 | 628,444円 | +95,116円/+17.8% |
2023年8月31日 | 566,661円 | 675,140円 | +108,479円/+19.1% |
2023年9月29日 (公開#8) | 599,994円 | 691,096円 | +91,102円/+15.2% |
2023年10月31日 (公開#9) | 633,327円 | 698,567円 | +65,240円/+10.3% |
2023年11月30日 | 666,660円 | 788,364円 | +121,704円/+18.26% |
2023年12月29日 (公開#10) | 699,993円 | 840,185円 | +140,192円/+20.03% |
2024年1月31日 (公開#11) | 769,993円 | 968,514円 | +198,521/+25.78% |
2024年2月29日 (公開#12) | 839,993円 | 1,092,830円 | +252,837/+30.10% |
2023年3月31日 | 909,993円 | 1,210,330円 | +300,337/+33.00% |
2024年4月30日 (公開#13) | 959,993円 | 1,272,168円 | +312,175/+32.52% |
2024年5月31日 (公開#14) | 1,029,993円 | 1,371,070円 | +341,077/+33.11% |
2024年6月28日 | 1,099,993円 | 1,539,855円 | +439,862/+39.99% |
2023年の初めまではプラスマイナスを行ったり来たりしておりましたが、その後はプラスが続き、どんどん評価損益は最高値を更新し続けています。
次に、日別推移は以下の通りになっています。
①SBI・V・全米株式インデックスファンド(SBI・VTI)
積立開始(2022年4月)から最大のマイナス評価となった日は、2022年6月17日で、その評価率は-10.45%です。
この日はNYダウが3万ドルを割ってしまうという暴落を起こした日です。
積立開始から最大のプラス評価となった日は、2024年6月28日で、評価率は+44.48%を付けました。
約二年強で約-10~+40強%の評価損益の変動がありました。
米国の株式市場だけでなく、ドルと円の為替の影響もあり、複雑に絡み合っています。
株高、円安のおかげもあり直近は良い評価率となっています。
②eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)
積立開始(2024年1月)から最大のマイナス評価となった日は、2024年1月12日で、その評価率は-0.26%で、最大のプラス評価となった日は、2024年6月28日で、評価率は+13.86%を付けました。
ほぼマイナスになることなく順調です。
③eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
積立開始(2024年1月)から最大のマイナス評価となった日は、2024年1月18日で、その評価率は-2.35%で、最大のプラス評価となった日は、2024年6月27日で、評価率は+13.19%を付けました。
こちらも順調ですね。
現在の心境
前から特に大きく変わっていませんが、2年3カ月、27カ月の運用も終わり、評価額が節目の100万円を超えてきたこともあり、資産が徐々に形成できている実感が沸いてきました。
2年くらい続けてやっとこういった事が実感出来て来たので、長期で続けることは大事ですね。
また、価格が低迷していても、結局戻ってきて、低い価格帯で継続して購入できたことが結果として良く、ドルコスト平均法の良い点を体験出来ました。
時間分散して積み立てることが非常に良いことだと改めて思いました。
一方、投資を続けていく過程でのボラティリティで資金がまったく増えなかったりと、投資の継続にはある程度の忍耐が必要であるのも事実です。
この記事のように投資の実績を見えるようにして、投資に対するモチベーションを上げていくこと、自動積立で手間を省くこと等は非常に重要であると改めて感じます。
今年からはNISA制度が変わり、積立額を増やしたので、資産形成のスピードもアップするということを踏まえるとわくわくしています。
資金の拡大がよりし易くなったので毎月の積立が楽しみです。
※長期で、ドルコスト平均法を用いインデックス運用することの重要性を理解するには以下の本がおすすめです。
長期的に投資をするのは大事だと分かっていながら、実施するのは難しいものです。以下の記事にあるようにサイコロジー・オブ・マネーを読むと長期投資を実施できるマインドが得られると思います
(参考)積立NISAのシミュレーション
金融庁のホームページで、資産運用のシミュレーションができます。
今回そちらを利用させていただきまして、資産運用の見込みを算出してみます。
想定利回り3%で毎月70,000円の投資を20年継続した場合
- 元本:1,680万円
- 運用総額:2,298万円(収益618万円)
想定利回り5%で毎月70,000円の投資を20年継続した場合
- 元本:1,680万円
- 運用総額:2,877万円(収益1,197万円)
想定利回り7%で毎月70,000円の投資を20年継続した場合
- 元本:1,680万円
- 運用総額:3,646万円(収益1,966万円)
7%で運用できたら最高ですね。
ただよく見てほしいのは、年数を重ねるごとに収益が加速度的に増加している点です。
これが複利の力です。
投資は始めるのが、早ければ早いほど、投資の期間が長ければ長いほど、有利なのです。
まとめ
2022年4月から開始した、つみたてNISAの27ヶ月目の実績(6月末時点)を公開しました。
結果は、
- 合計評価損益[円]:+439,862(+39.99%)
- 評価損益は前回公開時(5月末)から、更に上昇
といった内容です。
今後も、相場に左右されず地道に継続して積立投資をしていきます。
また、引き続き定期的に公開していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
ご参考になれば幸いです。
僕は、つみたてNISAでの投資を「SBI証券」にて実施しています。
SBI証券の口座開設は以下から!
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券