今回は2024年7月31日に発表がありました、J-POWERの2025年3月期の第一四半期の決算内容について整理していきたいと思います。
J-POWERの銘柄分析や、過去の決算分析は以下の通りです。
自分自身も保有しているため着目しています。
今回の決算内容やそれを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- J-POWERの投資を検証している人
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第一四半期決算内容
J-POWERは4-3月締めですので、今回の決算は2025年3月期の第一四半期(4-6月)決算となります。
その内容は、売上高が2,590億円(前期は2,813億円、-7.9%)、純利益は254億円(前期は176億円、+44.6%)の結果でした。
売上高が減少した要因は海外事業において、タイで電力販売価格が低下したことや販売電力量が減少したこと、豪州連結子会社の石炭販売価格が低下したこと等の影響のようです。
純利益の増益要因ですが、前期と比較して、発電事業(火力・その他)の収支改善等により増益したことの影響が大きかったようです。下図は経常利益の要因を示しています。
純利益通期計画の420億円に対する進捗率は約60%となり、良い決算だと思います。
通期業績予想の修正内容
続いて通期業績予想についてですが、前回の発表から変更無しです。
参考に前回の発表を以下に記載します。
通期では売上高は1兆1,550億円(前期比:-1,029億円、-8.2%)、純利益は420億円(前期比:-357億円、-46.0%)です。
結構厳しい見通しで第一四半期は良い結果だったため、次回以降の修正が期待できます。
配当金
気になる配当金についてです。
前回の発表から変更なく、今期は100円/株を下限として継続する予定です。
前期も100円/株でしたが、このまま順調な決算が続けば、増配も期待できるかもしれません。
その他
決算発表では、オーストラリアにて再生可能エネルギー及び蓄電設備の開発・建設・運営事業を展開する豪州企業Genex Power Limited社(以下、「Genex」)を買収したと報告されていました。
Genexはクイーンズランド州Kidston地点で太陽光発電、揚水発電、風力発電からなる「クリーン・エネルギー・ハブ」を展開しており、2020年から再生可能エネルギープロジェクトの共同開発を通じて深い信頼関係を構築していた企業です。
再生可能エネルギー事業の強化を図っており、非常に応援したくなります。
株価等
7月31日大引け後に決算を発表し、株価は7月31日終値2,479円→8月1日始値2,514.5円と上昇しましたが、その後の日経全体の暴落により一時は2,200円を下回り、その後回復している状態です。
各指標は以下の通りです。
PER(会社予想) | 10.47倍 |
PBR(実績) | 0.35倍 |
1株配当(25/3予想) | 100円 |
予想配当利回り | 4.16% |
配当性向(25/3予想) | 43.5% |
PBRは0.35倍と低いですね。
まとめ
J-POWERについての2025年3月期第一四半期決算内容を整理しました。
- 第一四半期について、前年比で売上高は減収、純利益は増益
- 通期業績予想は前回発表から変更無し
- 配当金は前回発表から変更無し(100円/株)
ここ数年は2,000円~2,400円のレンジ推移していましたが、2024年1月からは2400円以上の価格帯にいました。直近の日銀ショックでの暴落時は2,200円を下回り、絶好の購入タイミングでしたが、すぐ戻ってしまい、購入することができませんでした。
様子見をしつつ、また下がることがあればそのたタイミングで購入をしていくつもりです。
J-POWERは、日本銘柄の高配当株の一つです。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。