今回は2023年10月31日に発表がありました、J-POWERの2024年3月期の第二四半期決算内容について整理していきたいと思います。
先日以下の記事でJ-POWERの銘柄分析をしました。
自分自身も保有しているため着目しています。
今回の決算内容やそれを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- J-POWERの投資を検証している人
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第二四半期決算内容
J-POWERは4-3月締めですので、今回の決算は2024年3月期の第二四半期(4-9月)決算となります。
その内容は、売上高が6,315億円(前期は8,397億円、-24.8%)、純利益は277億円(前期は584億円、-52.5%)の結果でした。
純利益の減少要因ですが、前期と比較して、発電事業粗利と、その他子会社利益/連結調整等の影響が大きかったようです。
発電事業粗利とは、「国内電気事業収益(水力・火力・風力・その他)ー燃料費等」のことです。JEPX価格の平均が2022年は約22円/kWhだったのが、2023年は約10円/kWh(4~9月)と大きくさがったことと、資源価格影響により発電事業粗利が減少したようです。
JEPXとは、「Japan Electric Power Exchange」の略称で、日本語では「日本卸電力取引所」といいます。つまり電気を取引できる市場です。
電気の取引価格が2023年は下がっているんですね。その影響が大きいようです。
その他子会社利益/連結調整等の部分は、石炭販売価格が低下し、豪州探鉱権益保有子会社の利益が大きく減ったことが原因です。
電力事業は外の要因を大きく受けますね。
外部の要因が大きいとはいえ、今回の決算はなかなか厳しい結果となりました。
通期業績予想の修正内容
続いて通期業績予想の修正についてです。
通期では売上高は1兆3,070億円(5月時点の予想:1兆5,130億円[-2,060億円]、前期比:-5,349億円、-29.0%)、純利益は670億円(5月時点の予想:760億円[-90億円]、前期比:-466億円、-41.1%)と予想を下方修正しております。
修正の大きな要因は、発電事業粗利の影響です。
こちらもなかなか厳しい見通しです。
配当金
気になる配当金についてです。
これだけの下方修正でしたが、年間配当90円/株から変更無しという結果になりました。
下方修正後でも配当性向は約25%ですので、まだ余力があるといったところですね。
株価等
決算を受け、株価は10月31日終値2,309.5円→11月1日始値2,182円と大きく下落しました。
各指標は以下の通りです。
PER(会社予想) | 6.23倍 |
PBR(実績) | 0.36倍 |
1株配当(24/3予想) | 90円 |
予想配当利回り | 3.94% |
配当性向(24/3予想) | 24.6% |
PBRは0.36倍と低いですね。
まとめ
J-POWERについての2024年3月期第二四半期決算内容を整理しました。
- 第二四半期は売上高、純利益共に前年比から減少
- 通期業績予想も前回発表から下方修正、前期比から減少
- 配当金は変化無し
直近は2,000円~2,400円のレンジ推移している中、低PBRであること、配当も安定している点を踏まえ、こういった業績の下方修正で株価が大きく下がったタイミングで買い増しを検討していきたいと思っています。
最初は大きく下がったのですが、すぐに回復してしまっているので、少し様子見ですが、下がったタイミングで購入をしていくつもりです。
J-POWERは、日本銘柄の高配当株の一つです。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。