2025年を迎えました。
今年の日本株について、第一四半期1-3月には、今回・次回の記事で紹介する日本高配当株7選+αの中から購入を検討していこうと考えています。
分散等の影響から自身が所持している株によって、狙いたい株は人それぞれだとは思いますので、一つの参考としていただけれと思います。
特に高配当株投資を行う場合であれば、王道である銘柄が大半となっていますので、最後までご覧いただくと幸いです。
- 高配当株の購入を検討している方
- 安定した日本高配当株の購入銘柄に悩んでいる人
①NTT
最初の銘柄は、日本電信電話(NTT)です。言わずもがな日本最大手の通信キャリアです。
高配当株としても人気で、新NISAの人気ランキングにも入ってきています。2023年7月に25分割を行い、株価が安くなっているため、手を付けやすい銘柄です。
僕自身、2023年7月から毎月購入しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 12.07倍 |
PBR(実績) | 1.33倍 |
1株配当(25/3予想) | 5.2円 |
予想配当利回り | 3.29% |
配当性向(25/3予想) | 40.0% |
(株価は2024年12月30日の終値158円)
予想配当利回りは3.29%とまずまずの水準の利回りです。
直近の決算は以下の記事にまとめていますが、通期見通しは前期から減益予想となっています。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りですが、右肩上がりで増配をしてくれています。
今期は、5.2円/株予想ですが、配当性向もそれほど高くなく、今後長期での増配を期待したいところです。
会社としての株主還元に対する考えは、「株主還元の充実は、当社にとって最も重要な経営課題の1つであり、継続的な増配および機動的な自己株式取得の実施を基本的な考え方としております。長期保有の株主の皆さまの資産形成にあたっても、魅力のある株式として引き続き選んでいただけるよう、今後も企業価値を高めるとともに株主還元の充実を図ってまいります。」としています。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
コロナ渦後、2024年初期までは右肩上がりでしたが、5月頃の決算を受け急降下しております。僕自身は定期的に購入していますが、150円以下になった場合は割安と判断し、スポットでの購入も検討していきたいと思います。
②アステラス製薬
2つ目の銘柄は、アステラス製薬です。アステラス製薬は、2005年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併して発足した製薬会社で、国内第2位を誇る企業です。
こちらも高配当株としても人気です。
僕自身も数百株所有しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 54.94倍 |
PBR(実績) | 1.80倍 |
1株配当(25/3予想) | 74円 |
予想配当利回り | 4.82% |
配当性向(25/3予想) | 265% |
(株価は2024年12月30日の終値1,534.5円)
予想配当利回りは4.82%と高利回りになっています。配当性向は100&超で心配なところですが、製薬業界はコアベースでの利益で株主還元等を決めているようですので、他の業界との比較が難しいです。
直近の決算は以下の記事にまとめていますが、通期見通しは前期から増収・増益予想となっています。ただ、前期がかなり悪かったので、回復気味といったところです。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りですが、右肩上がりで増配をしてくれています。
今期は、74円/株予想です。
会社としての株主還元に対する考えは、「当社は、企業価値の持続的向上に努めるとともに、株主還元にも積極的に取り組んでおります。成長を実現するための事業投資を優先しながら、配当については、連結ベースでの中長期的な利益成長に基づき、安定的かつ持続的な向上に努めるとともに、自己株式取得を必要に応じて機動的に実施し、資本効率と還元水準の向上を図っていきます。」としています。
僕自身の考えとしては、今後も増配をしてくれるのではないかと考えています。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
2023年中盤から下落し、昨年夏に盛り返しましたが、ここ直近では下落しております。1,500円くらいがサポートになっているようですので、1,500を切る際は狙っていきたいと考えています。
③三菱商事
3つ目の銘柄は、三菱商事です。皆さんご存知の大手総合商社の一社です。
こちらも高配当株としても人気ですし、バフェット氏が投資している会社としても有名です。
僕自身も所有しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 11.09倍 |
PBR(実績) | 1.12倍 |
1株配当(25/3予想) | 100円 |
予想配当利回り | 3.84% |
配当性向(25/3予想) | 42.2% |
(株価は2024年12月30日の終値2,604円)
予想配当利回りは3.84%とまずまずの水準です。
直近の決算で、通期見通しの純利益は9,500億円と前期の9,640億円から1.5%減益予想となっています。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りですが、こちらも増配をし続けています。
今期は、100円/株予想です。
会社としての株主還元に対する考えは、中期経営戦略2024で、「累進配当」、「30~40%程度の総還元性向を目途とした還元」を掲げています。
最近かなり増配しているので、今後はどうなるか不透明ですが、新たな中期計画が出るのを楽しみにしたいと思います。ただ同じような増配というより少しずつの増配に期待していきたいです。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
バフェット効果もあり、2024年4月くらいまではかなり株価も上昇しましたが、後半は失速しています。
配当利回り4%となる2,500円くらいが狙いどころと考えています。
④キリンホールディングス
4つ目の銘柄は、キリンホールディングスです。ビールメーカーのキリンビール、清涼飲料水メーカーのキリンンビバレッジ等を傘下に持つキリングループの持株会社です。
僕自身も数百株所有しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 17.29倍 |
PBR(実績) | 1.42倍 |
1株配当(24/12予想) | 71円 |
予想配当利回り | 3.47% |
配当性向(24/12予想) | 60.0% |
(株価は2024年12月30日の終値2,049円)
予想配当利回りは3.47%とまずまずの水準です。配当性向がやや高めなのが心配な点ではありますが、許容範囲内です。
直近の決算は以下の記事にまとめていますが、通期見通しは前期から増収・減益予想となっています。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りですが、増配、あるいは前年キープをし続けています。
今期は、71円/株予想です。
キリンは、1949年の上場以来、通常の配当では一度も減配せずに安定した配当を継続していますので、引き続き期待していきたいですね。
会社としての株主還元に対する考えは、「2019年度より連結配当性向を30%以上から40%以上に引き上げる」としています。
僕自身の考えとしては、今後も減配はせずに徐々に増配してくれるのではないかと考えています。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
ほぼレンジ相場が続いています。
2,000円を切るくらいでINしたいところです。
まとめ
2025年第一四半期(1-3月)までに投資を検討している、高配当日本株7選+αのうち4選を紹介しました。
紹介した会社をまとめますと、
- NTT(配当利回り:3.29%)
- アステラス製薬(配当利回り:4.82%)
- 三菱商事(配当利回り:3.84%)
- キリンホールディングス(配当利回り:3.47%)
といった内容になっています。
どれも王道な銘柄だとは思いますが、参考になれば幸いです。
その2で残り3選+αを紹介します。
日本高配当株の投資には以下の書籍で勉強することがおすすめです。
ちなみに僕は、「SBI証券」、「楽天証券」の複数の証券口座を使用して、用途に応じ使い分けています。
複数の証券会社を活用するのはおすすめですので、まだ口座を開いていない方は是非検討してみてください。
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