今回は、前回記事の続きで、今年の第一四半期1-3月に購入を考えている日本高配当株7選+αのその2として、紹介いたします。
前回紹介した銘柄は、
- NTT
- アステラス製薬
- 三菱商事
- キリンホールディングス
です。
分散等の影響から自身が所持している株によって、狙いたい株は人それぞれだとは思いますので、一つの参考としていただけれと思います。
特に高配当株投資を行う場合であれば、王道である銘柄が大半となっていますので、最後までご覧いただくと幸いです。
- 高配当株の購入を検討している方
- 安定した日本高配当株の購入銘柄に悩んでいる人
⑤INPEX
5つ目の銘柄は、INPEXです。
「石油・天然ガス等のエネルギー開発と安定供給」を事業としており、我々の生活を支えてくれている企業です。
高配当株としても人気な銘柄の一つです。
僕自身も数百株所有しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 6.58倍 |
PBR(実績) | 0.57倍 |
1株配当(24/12予想) | 86円 |
予想配当利回り | 4.29% |
配当性向(25/3予想) | 28.0% |
(株価は2025年1月6日の終値2,004.5円)
予想配当利回りは4.29%と高配当と呼べる水準です。
直近の決算で、通期見通しの純利益は3,800億円と前期から増益予想となっています。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りです。2020年は減配しましたが、その後は右肩上がりで増配をしてくれています。
今期は、86円/株予想ですが、配当性向もそれほど高くなく、今後長期での増配を期待したいところです。
会社としての株主還元に対する考えは、「2022年度から2024年度の中期経営計画期間中は、総還元性向 40%以上を目途とし、1株当たりの年間配当金の下限を 30 円に設定するなど、安定的な配当を基本としつつ、事業環境、財務体質、経営状況等を踏まえた自己株式取得を含む、業績の成長に応じた株主還元の強化に取り組む」としています。
配当下限がある点が安心できますね。今後の中期計画も期待したいです。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
コロナ渦後、ロシアとウクライナの地政学リスクから原油高が上がり、それに伴い株価も上昇しています。
直近は2,000円~2,500円を繰り返している状態です。
もう一段階下がった価格帯での購入を検討していきたいと思います。
⑥四国電力
6つ目の銘柄は、四国電力です。
説明するまでもないですが、四国の電力を支えている電力会社です。電気の販売量では日本国内第9位です。
電力会社は低PBR状態ですので、どこかの会社の購入を検討しており、四国が好きな僕としては応援の意味を込めて購入を検討しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 4.64倍 |
PBR(実績) | 0.62倍 |
1株配当(25/3予想) | 40円 |
予想配当利回り | 3.25% |
配当性向(25/3予想) | 15.1% |
(株価は2025年1月7日の終値1,230円)
予想配当利回りは3.25%とまずまずの水準です。配当性向にはまだまだ余裕があり、PER、PBRも低いです。
直近の決算での通期見通しは前期から増収・減益予想で、545億円の純利益予想となっています。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りです。2023年3月期は燃料費高騰の影響等による赤字拡大で無配当でしたが、それ以外は安定はしていると思います。
今期は、40円/株予想です。
会社としての株主還元に対する考えは、「当社は、安定的な配当の実施を株主還元の基本とし、業績水準や財務状況、中長期的な事業環境などを総合的に勘案し、まずは1株当たり配当額50円の早期実現を目指してまいります。」としています。
まずは50円を目指してくれるのではないかと思っています。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
しばらく800円付近だった株価が2023年中盤から上がり、直近は1,000円を上回っている状態です。一時は1,400円超えでしたが、直近は1,200円付近です。
他の候補株との兼ね合いですが、1,000~1,200の間で狙っていきたいと考えています。
⑦宮地エンジニアリンググループ
7つ目の銘柄は、宮地エンジニアリンググループです。橋梁や鉄塔の建設や更新に強みを持つ建設業者です。
日本は橋の経年が進んでおり、保全事業でも期待が大きいです。
僕自身、100株所有しています。
1.基礎情報
基礎情報については以下の通りです。
PER(会社予想) | 13.43倍 |
PBR(実績) | 1.37倍 |
1株配当(25/3予想) | 97.5円 |
予想配当利回り | 4.90% |
配当性向(25/3予想) | 65.2% |
(株価は2025年1月7日の終値1,991円)
予想配当利回りは4.90%と高配当と呼べる利回りです。
直近の決算で、通期見通しの純利益は40億円と前期の43億円から減益予想となっています。
2.配当金推移
配当金の推移は下の通りですが、直近で大きく増配をしています。
24年10月で株式を2分割にしています。
今期は、97.5円/株予想です。
会社としての株主還元に対する考えは、「当社グループは、総還元性向60%を一つの目安として、今中期経営計画期間中は1株あたりの配当額160円(分割で考えると80円)の維持・拡大を目指します」としています。直近の決算資料では以下の通りとなっており、しばらく97.5円を続ける見込みです。
最近かなり増配しているので、今後はどうなるか不透明ですが、少なくとも高配当は維持し続ける見込みを出しているため期待していきたいところです。
3.株価推移
ここ5年間の株価推移は以下です。(月足)
2023年中盤から株価は大きく上昇しています。
直近は2,000円付近にいます。
1,900円を下回った際は購入を狙っていきたいです。
+α(J-REIT)
最後は厳選していませんが、J-REITのどれかを購入しようと考えています。
直近J-REITの価格は低迷しており、それに伴い分配金利回りはかなり良い水準になっています。
日本の高配当株は価格が上昇してきて、配当金利回りも低下してきているため、2024年からJ-REITの購入を始めています。
今購入済みのリートは、
- SOSiLA物流リート
- イオンリート
- 積水ハウス・リート
- 積水ハウス・リート
- ジャパン・ホテル・リート
- 森トラストリート
です。
これら保有しているものを中心に他には、「日本ビルファンド」、「ジャパンリアルエステイト」、「アドバンス・レジデンス」等も含めて、購入を検討していきたいと思っています。
まとめ
2025年第一四半期(1-3月)までに投資を検討している、高配当日本株7選+αのうち後半3選+αを紹介しました。
紹介した会社等をまとめますと、
- INPEX(配当利回り:4.29%)
- 四国電力(配当利回り:3.25%)
- 宮地エンジニアリンググループ(配当利回り:4.90%)
- J-REIT
といった内容になっています。
どれも王道な銘柄だとは思いますが、参考になれば幸いです。
日本高配当株の投資には以下の書籍で勉強することがおすすめです。
ちなみに僕は、「SBI証券」、「楽天証券」の複数の証券口座を使用して、用途に応じ使い分けています。
複数の証券会社を活用するのはおすすめですので、まだ口座を開いていない方は是非検討してみてください。
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