2023年10月2日の週は日本株式市場は大きく下落しました。
特に10月4日の終値は30,526円と3万円の節目を割るかどうかといったところまでの下落となりました。
直近の高値である、9月15日高値33,634円からは3,000円強の下落、10/2週の始値32,101円からは約1,500円の下落となりました。
2023年に入ってから下のグラフのように日本株は調子が良かったのですが、ここにきて、大きな下落を迎えています。
こういった久しぶりの下落相場を受け、自分自身が取った行動、また改めて大事だと思ったことについて書いていきたいと思います。
- 株式市場が下落して不安になっている人
- 株式市場の下落に備えたい人
僕の投資の経験は、十数年ほどです。
基本的には現在高配当株、インデックスに投資をしており、何度か下落相場を経験した立場から述べたいと思います。
更なる下落、下落の底打ち両方を想定する
このように下落が起こった際、
- もっと下落するのではないか
- ここで底打ちして今後上がるのではないか
この二つで悩まされることが多いと思います。
もっと下落するのではないかと思い、保有している株式を狼狽売りしたり、本当は結構安値になっている株を買いに行けなかったりします。
また、底打ちしたと思ってたくさん株を購入した方が良いのではとも考えてしまいます。
僕はこういう時は、冷静に両方を想定するのが良いのではないかと考えており、少し株を購入するようにしています。
たくさん購入するのではなく本当に少しです。
そうすると、更なる下落をした時でも少しの購入ですので、それほど損害も大きくなく、逆に上がった場合でも利益を得ることができます。
もちろん大きな利益を得ることはできませんが、こういった手法を取るようににしています。
また、高配当株を中心に投資しているので、あまり損切りはしません。
今回の下落相場でも、割安と思える銘柄に少し投資をしました。
高配当株の配当が心強い
配当を目的とした投資であれば、保有している株価より株数の方が重要です。
株価の下落が全く気にならないわけでは無いですが、株価によらずしっかり配当を得ることができるので、心は落ち着くことができます。
これがキャピタルゲインを得ることを目的としていた投資であれば、下落相場はもっと焦ってしまうことでしょう。
僕自身、高配当株を中心に投資していますので、今回の下落相場はそれほど焦らずに済みました。
やはり安定したインカムゲインを持っているというのは本当に心強いです。
しかし、配当狙いの投資においては、企業の業績により減配のリスクがあることは理解しておく必要はあります。
ボラティリティは手数料
「サイコロジー・オブ・マネー」で、ボラティリティは「将来的に利益を得るために支払わなければならない手数料」とあります。
何かを得るには代償はつきものです。
投資で利益を得るためにもこのボラティリティによる恐怖や不安は手数料だと思えば、受け入れられると思います。
こういったマインドを持つことが非常に重要です。
長期的に投資を実施できるマインドが得られるには以下がおすすめな本です。
投資を長く経験すると、ボラティリティには慣れてきます。
特に暗号資産の投資をしていると、株式のボラティリティくらいでは動じなくなります。
現金を持っていると強い
こういった時に現金の余力を持っていると選択肢の幅が広がります。
暴落にびっくりして、株式を現金化する必要は無いですし、下落相場に合わせて安いと思った銘柄に投資できます。
下落相場ではみんなが売りに走るのですが、現金を持っていると逆の行動ができ、結果として安値で購入できていることが多いです。
下落の際、一気に投資するのではなく、徐々に投資することが望ましいと考えていますが、やはりそういった場面では躊躇してしまうものですが、現金に余力が大きければ大きいほど、投資に向かえるマインドになります。
平時の時になるべく現金を貯めておくことが重要です。
投資を辞めない
今年は、これだけ日本株の調子が良かったので、いきなりこのような下落になると、自分は投資に向いていないんだなとか、被った損害をもう二度と受けたくないとかいった理由で、株式市場から退場を考えてしまう人もいると思います。
僕は長期投資をすれば利益を得られる可能性は非常に高いと思っているので、投資を続けるべきだと思います。
僕自身が実施している、積立投資等はやめることなく継続しています。
逆に下落相場の時は安く買えるくらいの気持ちでいた方が楽だと思います。
投資を辞めないためにも自動での積立投資を設定しておいて、出来る限り何も触らないようにすることが良いと思います。
まとめ
今回は、最近の下落相場で取った行動、思った事を書き記しました。
- 更なる下落、下落の底打ち両方を想定する
- 高配当株の配当が心強い
- ボラティリティは手数料
- 現金を持っていると強い
- 投資を辞めないことが重要
これらのことは、現金を貯めておくこと、高配当株も持っておくこと、投資の勉強をすること等、下落相場の前に備えることが出来るものです。
常日頃から、下落相場を想定し備えておくことが重要ですね。