今回は1単元10万円以下で買える、高配当日本株3選を紹介したいと思います。
日本の株は100株単位での取引が基本です。
最近は100株未満で購入できる単元未満株の購入がネット証券でも可能になってきていますが、リアルタイムでの取引ができなかったり、手数料が割高になってしまったりするといったデメリット面もあります。
だからといって、1単元以上で購入すると、多くの資金を必要とするためなかなか踏み出せないですよね。
そこで今回は1単元10万円以下で買える、高配当日本株を厳選したいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- 少額で投資を始めたい人
僕の投資の経験は、十数年ほどです。
基本的には高配当株を単元株で購入しており、自分自身も投資している銘柄の中から厳選したいと思います。
三菱UFJファイナンシャルG
まず一つ目はメガバンクの「三菱UFJファイナンシャルG」です。
以前に以下記事でも紹介させていただきました。
基礎的な情報は以下の通りです。
株価 | 848.3円 |
PER | 9.59倍 |
PBR | 0.63倍 |
1株配当(23/3予想) | 32円 |
予想配当利回り | 3.77% |
配当性向(23/3予想) | 39.5% |
株価は848.3円ですので84,830円で購入可能です。
配当利回りは4%弱とまずまずの水準です。
会社としての配当に対する考えは、「配当金の累進的な引き上げ」と「23年度までに配当性向40%への累進的な引き上げを目指す」としてますので、配当還元には積極的です。
続いて業績推移になります。
2018年3月期からの最終利益の推移は下図の通りです。
2020年はコロナで利益が下がったものの、その後は回復傾向で、2023年3月期も一兆円を予想しております。
非常に強いですね。
株価推移は以下の通りです。
長年続く金融緩和による低金利から株価は低迷していましたが、2022年12月に日銀の金融政策の大規模緩和を修正する(実質の利上げ)発表から株価は上昇し、2023年4月に金融緩和継続の発表があり、直近は下がり気味です。
しかし、海外では利上げが続いていること、日本においてもインフレが進んできていることを踏まえると、いつかは日本でも利上げが必要になってくると思われますので、今後の株価上昇には期待して良いかもしれません。
ENEOSホールディングス(株)
2つ目は「ENEOS」です。
以前に以下記事でも紹介させていただきました。
基礎的な情報は以下の通りです。
株価 | 479.8円 |
PER(会社予想) | 10.66倍 |
PBR(実績) | 0.52倍 |
1株配当(23/3予想) | 22円 |
予想配当利回り | 4.59% |
配当性向(23/3予想) | 47.4% |
株価は479.8円ですので47,980円で購入可能です。
配当利回りは約4.5%と高配当の水準です。
会社としての配当に対する考えは、中期的には、
- ・配当:現状を下回らない配当水準とする
- ・総還元性向:3カ年累計在庫影響除き登記利益の50%以上
とされています。在庫影響とは備蓄している石油が原油価格の変動に受ける影響です。
このことから、今後も配当は一定の額が継続するものと予想されます。
僕も高配当で、一単元が安いので、買い増しを続け、現在では900株保有しております。
続いて業績推移になります。
2018年3月期からの最終利益の推移は下図の通りです。
2020年はコロナで赤字になり、2022年は原油価格の上昇により大きく利益を伸ばし、2023年3月期は前期比減益予想となっています。
株価推移は以下の通りです。
一時期株価は上昇していましたが、400円台~500円台のレンジ期間が長いです。
ENEOSは石油だけでなく再生可能エネルギー事業にも取り組んでいますが、石油等の従来のエネルギー事業が中心です。
原油価格等の外的要因により業績が大きく影響を受けることなどから、キャピタルゲインを期待するというようよりは、エネルギー事業の寡占的企業である点を踏まえ、インカムゲインを長期で得るといった目的で投資妙味があると思います。
三菱HCキャピタル
三つ目は「三菱HCキャピタルです」です。
以前に以下記事でも紹介させていただきました。
基礎的な情報は以下の通りです。
株価 | 712円 |
PER(会社予想) | 9.30倍 |
PBR(実績) | 0.66倍 |
1株配当(23/3予想) | 31円 |
予想配当利回り | 4.35% |
配当性向(23/3予想) | 40.5% |
株価は712円ですので71,200円で購入可能です。
配当利回りは約4.35%と高配当の水準です。
会社としての配当に対する考えは、「株主還元は配当によって行うことを基本とし、23年4月にスタート予定の新中期経営計画期間中の配当性向のイメージは40%程度」としており、23年増配を続けております。
今後業績によっては減配もあるかもしれませんが、これだけ増配を続けているため、期待して良いと思います。
続いて業績推移になります。
2018年3月期からの最終利益の推移は下図の通りです。
2021年は下がりましたが、増加傾向にあります。
株価推移は以下の通りです。
400円台~700円強のレンジ期間が長いです。
これだけ、増配しているのにレンジが続いているのは興味深いですね。
三菱HCキャピタルはリース業界の会社ですので、景気の影響を受けますが、リーマンショックやコロナ渦でも増配を続けてきたというのがあるため今後も期待したいところです。
まとめ
今回は1単元10万円以下で買える、高配当日本株3選を紹介しました。
紹介した銘柄は以下の通りです。
- 三菱UFJファイナンシャルG
- ENEOSホールディングス
- 三菱HCキャピタル
どれも少額で高配当を受け取ることができますので、初心者の方にはエントリーしやすいと思います。
参考になれば幸いです。
僕は、日本株の個別投資、投資信託の一部は「楽天証券」、米国株、積立NISAは「SBI証券」を使用しています。
複数の証券会社を活用するのはおすすめですので、まだ口座を開いていない方は是非検討してみてください。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。