今回は2023年5月10日に発表がありました、INPEXの2023年12月期の第一四半期決算内容について整理していきたいと思います。
先日以下の記事でINPEXの銘柄分析をしました。
最近銘柄分析をして、100株も購入していたため着目していました。
今回の決算内容での前回からの変化点やそれを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- INPEXの投資を検証している人
第一四半期決算内容
INPEXは1-12月締めですので、今回の決算は2023年12月期の第一四半期(1-3月)決算となります。
その内容は売上高が5,784億円(前期は4,853億円、+19.2%)、純利益は1,514億円(前期は939億円、+61.2%)の結果でした。
純利益の増加要因ですが、前期と比較して、販売量の増加と、特に為替の影響が大きかったようです。
確かに昨年は116.4円/ドルでしたので、影響は大きいですね。
また、営業利益率が52.9%という結果でした。相変わらず売上のほとんどが利益になっており凄すぎです。
通期の純利益予想に対して第一四半期時点での達成率は、既に半分を超えており、非常に良い結果になったと言えると思います。
通期業績予想の修正内容
続いて通期業績予想の修正についてです。
通期では売上高は1兆9,940億円(2月時点の予想:1兆8,850億円[+1,090億円、+5.8%])、純利益は3,000億円(2月時点の予想:2,700億円[+300億円、+11.1%])の予想を上方修正しております。
修正の大きな要因は、油価と為替の前提条件の変更です。
2月の前提条件は保守的であると言われていましたが、やはり修正してきましたね。
Brent油価は通期で75→80ドル/bbl、為替は通期で125→130円/ドルに変更し、その影響で予想を修正しております。
配当金
気になる配当金についてです。
これだけ上方修正で絶好調であったことから、増配を期待しましたが、今回の発表では前回発表の年間配当64円/株を据え置くという結果になりました。
結構期待しておりましたが、残念でした。
しかし、第2四半期における通期の業績予想等を踏まえて判断すると記載があるので、次の決算で何らかの修正が加えられることが期待できます。
株価等
決算を受け、株価は5月10日終値1,458円→5月11日始値1,482円と上昇しましたが、その後はまた戻ってきています。
各指標は以下の通りです。
PER(会社予想) | 6.36倍 |
PBR(実績) | 0.49倍 |
1株配当(23/3予想) | 64円 |
予想配当利回り | 4.38% |
配当性向(23/3予想) | 27.9% |
まとめ
INPEXについての2023年12月期第一四半期決算内容を整理しました。
- 第一四半期は売上高、純利益共に前年比から増加
- 通期業績予想も前回発表から上方修正
- 配当金は据え置きも次回決算で検討
直近1年間は1,300円~1,600円のレンジ推移している点、業績の予想を踏まえると1,400円を切ったタイミングでの買い増しを狙っていきたいところです。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。