NTTの2023年度本決算内容【増配！だけど減益予想で株価下落】

今回は2024年5月10日に発表がありました、NTTの2024年3月期の本期決算内容について整理していきたいと思います。

NTTについては過去以下の記事を掲載しています。僕も毎月購入している着目銘柄です。

新NISAでも人気銘柄のため着目されている方も多いと思います。

そこで、今回の決算内容や、それを受けての僕の今後の戦略について説明していきたいと思います。

この記事はこんな人にオススメ！

日本株の高配当投資に興味がある人
NTTの投資を検証している人

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本書に記載されている、『お風呂に入っているときも「株を持っている」それだけで「ほぼ自動」でお金が入ってきます。』という言葉が好きです。

本決算内容
通期業績予想
配当金
その他
株価等
まとめ

本決算内容

NTTは4－3月締めですので、今回の決算は2024年3月期の本決算となります。

その内容は、売上高に当たる営業収益が13兆3,746億円（前期比＋2,384億円、+1.8%)、純利益は1兆2,795億円（前期比+664億円、+5.5%）の結果でした。第三四半期に発表された通期予想に対して営業収益は約＋3,000億円、純利益は約+200億円の結果です。

営業収益・営業利益・純利益は過去最高を更新と良い決算でした。

事業別に見ると、総合ICT事業、グローバル・ソリューション事業の営業利益が特に伸びています。

総合ICT事業

事業内容：携帯電話事業、国内電気通信事業における県間通信サービス、国際通信事業、ソリューション事業、システム開発事業およびそれに関連する事業など

主要事業会社：NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ、NTTコムウェア

グローバル・ソリューション事業

事業内容：コンサルティング、システム・ソフトウェア開発、ネットワークシステム、クラウド、グローバルデータセンターおよびそれに関連する事業など

主要事業会社：NTTデータグループ

それぞれの事業の内容とサービスの遷移は以下が分かりやすいですね。

通期業績予想

続いて通期業績予想ついてです。

通期では売上高に当たる営業収益が13兆4,600億円（前期比：+854億円、+0.6%）、純利益は420億円（前期比：-1,795億円、-14.0%）です。

今期は増収・減益の予想となっています。

久しぶりの減益予想となりました。

地域通信事業が大きく下がる見込みになっています。

配当金

気になる配当金についてです。

前期の年間配当が5.0円/株→5.1円/株と0.1円/株増配となりました。

今期も0.1円/株増配で、5.2円/株予想です。

減益ですが、増配してくれて嬉しい限りです。

配当金の推移は以下の通りです。

2023年度の配当性向は33.8%で、今期も40%予想となっており、まだ余裕がありますね。

その他

2023年7月に株式を25分割しましたが、そのおかげもあり、株主数が倍増するなど、大きく増加したようですね。

新NISAでも人気銘柄ですので、多くの人が持っていると思います。

これについては会社の狙い通りだったのではないでしょうか。

株価等

5月10日後場(12:50)の決算を受け、株価は5月10日始値169.0円→終値162.3円と大きく下落しました。その後もどんどん下落し、今年最安値を更新し続けています。

株価は、2023年1月の水準にまで下がってきました。

各指標は以下の通りです。

ＰＥＲ(会社予想）	11.61倍
ＰＢＲ（実績）	1.30倍
１株配当(25/3予想)	5.2円
予想配当利回り	3.43％
配当性向(25/3予想)	40.0％

（株価は2024年5月17日の終値151.8円）

配当利回りも3.5%近くまで上がってきました。

決算は減益予想とはいえ、ここまで下がるとはびっくりです。

そこまで悪い内容ではないと思いますが、下がるときは一気に下がりますね。。。