今回は2024年5月14日に発表がありました、INPEXの2024年12月期の第一四半期決算内容について整理していきたいと思います。
INPEXに関連する記事は以下の通りです。
高配当銘柄として人気ですので、気になっている方も多いでしょうし、自分自身でも保有しているため着目していました。
今回の決算内容での前回からの変化点やそれを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- INPEXの投資を検証している人
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第一四半期決算内容
INPEXは１－１２月締めですので、今回の決算は2024年12月期の第一四半期（1-3月）決算となります。
その内容は売上高が5,968億円（前期は5,780億円、＋3.3%)、純利益は1,218億円（前期は1,467億円、-17.0%）の結果でした。
（引用元：INPEX決算資料）
純利益の減益要因ですが、前期と比較して、原油の増収・増益による税金費用の増加が大きかったようです。
通期業績予想の修正内容
続いて通期業績予想の修正についてです。
通期では売上高は2兆1,780億円（2月時点の予想：1兆9,310億円[+2,470億円、+12.8%]）、純利益は3,600億円（2月時点の予想：3,300億円[+300億円、+9.1%]）の予想を上方修正しております。
修正の大きな要因は、油価と為替の前提条件の変更です。
Brent油価は通期で73→80ドル／bbl、為替は通期で138→145円／ドルに変更し、その影響で予想を修正しております。
第一四半期は増収減益でしたが、通期では上方修正したということもあり、好調な決算内容だと思います。
配当金等 株主還元
気になる配当金についてです。
今回の発表では前回発表の年間配当76円/株を据え置くという結果になりました。
一方で自己株式の取得を新たに500億円実施すると発表されました。
足元の株価が割安な水準と認識していると記載されていますので、自己株式の取得を決定したようです。
株価等
5月14日後場決算を受け、株価は5月14日始値2,433.0円→5月14日終値2,389.5円と微小に下落し、その後もだらだら下げていましたが、20日は原油先物相場の上昇もあり株価が上昇しました。
各指標は以下の通りです。
| ＰＥＲ(会社予想） | 8.58倍 |
| ＰＢＲ（実績） | 0.68倍 |
| １株配当(24/12予想) | 76円 |
| 予想配当利回り | 3.09％ |
| 配当性向(24/12予想) | 26.5％ |
まとめ
INPEXについての2024年12月期第一四半期決算内容を整理しました。
- 第一四半期は売上高、純利益は前年比から増収・減益
- 通期業績予想は前回発表から上方修正
- 配当金は据え置きも自己株式取得を発表
少し前までは1,300円～1,600円のレンジ推移でしたが、2023年8月決算後は大きく価格を上げており、なかなか買い増しが難しいところです。
思ったよりも油価が下がっていないことも要因です。
積み増したい意志はあるのですが、前回の記事と同様に現状の価格では少し様子見としたいと思います。
1,600円くらいまでさがってくるなら購入を考えたいところです。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。
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