今回は2023年11月7日に発表がありました、ヤマハ発動機の2023年12月期の第三四半期決算内容について整理していきたいと思います。
ヤマハ発動機については、過去以下の記事で紹介しています。
オートバイで皆様が良く知っている会社で配当も高利回りなため、気になっている方も多いと思います。
僕自身はまだ現物を保有していないのですが、非常に注目していて、機会があれば購入していきたいと考えている銘柄です。
今回の決算内容と、それを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- ヤマハ発動機の投資を検証している人
第三四半期決算内容
ヤマハ発動機は1-12月締めですので、今回の決算は2023年12月期の第三四半期(1-9月)決算となります。
その内容は売上高が1兆8,352億円(前期は1兆6,771億円、+9.4%)、純利益は1,493億円(前期は1,331億円、+12.2%)の結果でした。
売上高、純利益共に前期を上回り、過去最高を記録していて、通期予想の進捗率も82.4%と数字上は非常に良い結果となりました。
下図は営業利益の変動要因ですが、利益が上がった要因は値上げと為替の影響が主となっているようです。
為替の影響を除くと、昨年を下回るため、数字ほど喜べない状態なのかなと思ってはいます。
通期業績予想の修正内容
続いて通期業績予想についてですが、今回は前回(8月)の発表から修正はありませんでした。
従って、2023年12月期予想は、売上高は前年比11%増の2兆5,000億円、純利益は同3%増の1,800億円と共に前期よりも増額の見込みです。8月の発表では当初予想よりも上方修正しています。
配当金等
気になる配当金についてですが、中間72.5円/株、期末72.5円/株で、年間配当145円/株と前回発表から変更はありませんでした。
予想EPSは538.19円ですので、配当性向は26.9%ですので、会社方針である自己株式取得を含めた総還元性向40%を目安からはまだ余裕がありますね。
配当金に変更はありませんでしたが、2024年1月1日から1株につき3株の割合での株式分割と、それに伴う株主優待制度の拡充が発表されました。
2024年1月から開始する新NISA制度を活用する方にとっても購入しやすい値段になりますね。
株価等
決算を受け、株価は11月7日終値3,864円→11月8日始値3,724円と大きく下落しました。
その後も回復せずにいる状態です。
各指標は以下の通りです。
PER(会社予想) | 7.02倍 |
PBR(実績) | 1.09倍 |
1株配当(23/12予想) | 145円 |
予想配当利回り | 3.85% |
配当性向(24/3予想) | 26.9% |
その他
この前ジャパンモビリティショーに行ったのですが、その時見た水素エンジン搭載ROVが決算資料にも報告されていて、印象に残りました。
ヤマハも水素エンジンにチャレンジしているのですね。
また、中小型船外機の需要減少が気になる点ではあります。
まとめ
ヤマハ発動機についての2023年12月期第三四半期決算内容を整理しました。
- 第三四半期の売上高、純利益共に前年比から上昇し過去最高を記録も為替の影響大
- 通期業績予想は前回発表から修正無し
- 配当金も変わらず145円/株予定
- 2024年1月から1:3の株式分割を実施
今回の決算を受け、株価は大きく下落しました。
前回の記事でも購入を検討していると言いましたが、変わらずタイミングを計って購入をしていきたいと考えています。
3,600円を下回るくらいが狙い目かなと思っています。
僕は、日本株の個別投資、投資信託の一部は「楽天証券」、米国株、積立NISAは「SBI証券」を使用しています。
複数の証券会社を活用するのはおすすめですので、まだ口座を開いていない方は是非検討してみてください。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。