今回は2024年5月9日に発表がありました、キリンホールディングスの2024年12月期の第一四半期決算内容について整理していきたいと思います。
キリンホールディングスの銘柄分析や、過去の決算分析は以下の通りです。
僕自身も当銘柄に投資をしているため気になっている銘柄です。
高配当株銘柄でありながら、他の高配当株と比較すると株価もそれほど上がっていないため、気になっている人も多いと思います。
今回の決算内容、それを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。
- 日本株の高配当投資に興味がある人
- キリンホールディングスの投資を検証している人
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第一四半期決算内容
キリンホールディングスは1-12月締めですので、今回の決算は2024年12月期の第一四半期(1-3月)決算となります。
その内容は売上高が5,018億円(前期は4,503億円、+11.4%)、純利益は259億円(前期は56億円、+363.3%)の増収増益の結果でした。
ただ、通期計画の1310億円に対する進捗率は19.8%となり、5年平均の19.3%とほぼ同水準でした。
事業利益(=事業の経常的な業績を測る利益指標として、売上収益から売上原価並びに販売費及び一般管理費を控除して算出)は前期同等で、純利益も2023年の一時コストの反動による影響ということから、総じて昨年同等の結果ということだと思います。
セグメント別では、キリンビールのブランド投資による費用増加を、Coke Nothestの価格改定等による増益でカバーされトントンの結果となっています。
通期業績予想内容
2024年12月期の通期業績予想については2月に発表された本決算の時と変更ありません。
通期では売上高は2兆2,700億円(前期比:+1,356億円、+6.4%])、純利益は1,310億円(前期比:+183億円、+16.2%])と予想を増収増益としております。
配当金等
気になる配当金についてです。
こちらも2月に発表された内容と変更なく、71円/株予想となっています。その際の配当性向は43.9%予想になっています。
キリンは、1949年の上場以来、通常の配当では一度も減配せずに安定した配当を継続していますので、引き続き期待していきたいですね。
株価等
決算を受け、株価は5月9日終値2,245.5円→5月10日始値2,200.0円と下落しスタートしましたが、その日の終値2297.0円と結局は上昇する結果となりました。
良くも悪くもない決算のように感じましたが、少し上昇しましたね。
各指標は以下の通りです。
PER(会社予想) | 14.20倍 |
PBR(実績) | 1.60倍 |
1株配当(24/12予想) | 71円 |
予想配当利回り | 3.09% |
配当性向(24/12予想) | 43.9% |
まとめ
キリンホールディングスについての2024年12月期第一四半期決算内容を整理しました。
- 第一四半期の売上高、純利益ともに前年比増収・増益
- 2024年通期業績予想は前回から変更無し
- 配当金も前回から変更無く71円/株
日経全体は今年に入ってから調子が良いですが、キリンの株価はまだ伸び悩んでいます。
この状況踏まえ、僕自身は購入するのはありかと思っていますので、購入候補にノミネートしていきたいと思います。
キリンホールディングスは、日本銘柄の高配当株の一つです。
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ちなみに僕は、「SBI証券」、「楽天証券」の複数の証券口座を使用して、用途に応じ使い分けています。
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本記事は、自分自身の銘柄調査の一環として行った内容で、投資判断についても記述されていますが、投資を推奨するものではありません。
投資をする際は、最新の情報を調べた上で、自己責任で投資判断するようにお願いします。