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INPEXの2023年第三四半期決算内容【決算】

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今回は2023年11月9日に発表がありました、INPEXの2023年12月期の第三四半期決算内容について整理していきたいと思います。

INPEXについては、過去以下の記事で紹介しています。

たくさん持っているわけでは無いのですが、すごく気になっている銘柄です。

今回の決算内容での前回からの変化点やそれを受けての今後の戦略について解説していきたいと思います。

この記事はこんな人にオススメ!
  • 日本株の高配当投資に興味がある人
  • INPEXの投資を検証している人

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第三四半期決算内容

INPEXは1-12月締めですので、今回の決算は2023年12月期の第三四半期(1-9月)決算となります。

その内容は売上高が16,018億円(前期は16,987億円、-5.7%)、純利益は2,803億円(前期は2,666億円、+5.1%)の結果でした。

(引用元:INPEX決算資料)

純利益の増加要因ですが、前期と比較して、販売量増加、為替はプラスの影響でしたが、油価下落による影響で販売単価が下がり営業損益はマイナスでしたが、第二四半期で説明のあった金融資産の再評価に関わる影響法人税の減少が大きくプラスに転じております。

法人税については、一部の高税率国を中心に、油価下落による減収に伴って減少しているようです。

(引用元:INPEX決算資料)

また、営業利益率はいつも通り5割越えの52.4%という結果でした。相変わらず売上のほとんどが利益になっており凄すぎです。

通期の純利益予想に対して第三四半期時点での達成率は、通期予想上方修正により、前回の79.5%から77.1%にとなっています。

為替と法人税の影響がありますが、結果としては良い結果になったのではないでしょうか。

通期業績予想の修正内容

続いて通期業績予想の修正についてです。

通期では売上高は2兆1,550億円(8月時点の予想:2兆310億円[+1,240億円、+6.1%])、純利益は3,400億円(8月時点の予想:3,200億円[+200億円、+6.3%])の予想を上方修正しております。

修正の大きな要因は、Brent油価と為替の前提条件の変更によるもの等です。

Brent油価は通期で80ドル/bbl→82.7ドル/bblに、為替は通期で135→138.6円/ドルに変更しました。

(引用元:INPEX決算資料)
(引用元:INPEX決算資料)

配当金等

気になる配当金についてです。

前回(8月)は10円の増配が発表されましたが今回は変更なく、第二四半期37円、期末37円の計74円予想となります。

自社株買いについては、前回1,000億円実施することが発表されましたが、今回は特にそれから変更無しです。

従って、配当、自社株買い、共に前回決算から変更無しです。

ただ、通期予想の変更により総還元性向は61%から57%程度になる見込みです。

(引用元:INPEX決算資料[8月])

配当性向については、通期予想を元にすると、28.2%予想となっております。

株価等

決算を受け、株価は11月9日終値2,065円→11月10日始値2,020円と若干減少しました。

(画像引用:SBI証券

各指標は以下の通りです。

PER(会社予想)7.82倍
PBR(実績)0.61倍
1株配当(23/12予想)74円
予想配当利回り3.63%
配当性向(23/3予想)28.2%
(株価は2023年11月10日の終値2,040円)

前回増配等を発表してから大きく株価は上昇し、その後は上下を繰り返しています。

それでも結構高くなってしまいましたね。

(画像引用:SBI証券

まとめ

INPEXについての2023年12月期第三四半期決算内容を整理しました。

  • 第三四半期の売上高は前年比から減少したが、純利益は前年比から増加
  • 通期業績予想も前回発表から上方修正
  • 配当金は前回から変更無し

少し前までは1,300円~1,600円のレンジ推移でしたが、8月決算後は大きく価格を上げており、なかなか買い増しが難しいところです。

思ったよりも油価が下がっていないことも要因です。

積み増したい意志はあるのですが、現状の価格では少し様子見としたいと思います。

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